桜井あけみ  議会レポート    No.5     2008年4月

2008年4月10日発行
 発行が遅れました。ごめんなさい。3月と4月は人が動く季節です。今年は4月の大雪、まだ残っている流氷など、気候の変化が目立ちます。雪解けが待ち遠しいのはみんな同じですね。
そろそろ、水仙の芽が出てくる頃ですね。
.



最近のいろいろ  参加したいろいろ 動いたいろいろ

1月04日・消防団の新年恒例会ウトロ
1月05日・斜里町青年会議所総会
1月06日・出初め式      
1月11日・観光協会新年会
1月12日・ウトロ自治会新年会
1月13日・成人式
1月16日・広報特別委員会
1月19日・福祉施設の講演会
1月23日・広報特別委員会
      ・遺産センター会議
1月27日・斜里町消費者展
1月31日・開発局との打ち合わせ
2月01日・まちづくりフォーラム21
2月06日・第1回臨時議会
2月08日・ポケットパーク打ち合わせ
2月10日・ウトロ観光部会役員会
2月17日・女性部会大会
2月21日・会派説明会
2月23日・シーニックフォーラム清里
2月27日・総務文教常任委員会
2月28日・ガードレール雪かき
2月29日・広報特別委員会
      ・議会運営委員会
3月02日・ウトロフリーマーケット
3月05日・第2回3月定例議会
3月06日・第2回3月定例議会
3月07日・一般質問通告締め切り
3月09日・ウトロ自治会雪と楽しむ会
3月10日?17日・3月定例議会
3月19日・ウトロ地域協議会
3月21日・図書館協議会
3月23日?29日・議員研修視察
4月06日・ウトロ自治会総会
4月07日・ウトロ小中学校入学式  
4月09日・広報特別委員会
4月10日・自分のレポート作り〜



もうじき花の季節ですね。早く畑に出たいです。今年はエゾシカはウトロには少ない
かもしれない。


みなさん こんにちは

 3月は定例議会が開催されました。期間が長く3月5日から17日までの会期になりました。斜里町の一年間の予算編成が主な議案ですが、村田町長になり初めての予算と、新体制スタートから約一年と言うことで、一般質問も多かったです。

議会という場に参加することになり、もう少しで一年が経ちます。
覚えること、知らなくてはいけないこと、勉強すること、とにかくたくさんあることに驚いています。

慣れることなく、いつも「どうして?」という視点を持つことだよ、とアドバイスを受けました。この言葉が私にとっては大切なキーワードです。「焦らずに出来ることからね」の言葉も自分の立ち位置を常に確認するための大切な言葉です。みなさんに声をかけていただきいつも感謝しています。


 私の後援会会長の松本さんは、いつも「問題のないことが問題なんだよ」とおっしゃっています。「問題」はわざわざ、作ったり探し出すことではないのですが、でも私たちが生活していく中では、たくさんの「なんで?」「なんとかならないものか?」と言う思いを持ちます。
それが、次へのステップになり、より良く、発展するきっかけになるはずです。
 
 もう一つ、生活していく上で大切なことは、「知ること」だと思います。知ることは自分が中心になりがちな考えに広がりを持たせてくれますし、「知って」そして「納得」出来ることも多いはず。仕事も活動も知ることから始まるはず。
その「知ること」のきっかけを、これからもたくさんの人と作っていくことが出来たら、この町は今以上に良い町になると、私はそう思っています。

最近の私の議会活動の様子をお届けします。
読んでみてください。




2008年2月6日 第1回臨時議会の報告



 議会内容とは直接関係がないのですが・・・新年になり、第1回となりました。行政関係は、3月が年度替わりとなるので議会もそうなのかと思っていましたら、なんと新年で回数はリセットでした。
そう思うと、長い間の習慣で「新年」と「新年度」の使い分けを自然に行うようになっていたことに気がつきます。学校を卒業して就職したときに、年度というスケジュールに戸惑った思いがありました。


■ 議会の議案は、来年度(20年度)の指定管理の
承認が主でした。
指定管理業者制度が実施されて4年目になろうとしています。今回の3月定例会に一般質問させていただきましたが、やはり「指定しっぱなし」ではなく、3年間が過ぎて、どうだったのかという検証が十分にされなければ指定管理者の制度も活かされないはずで、私もそれに関する質問をさせていただきましたが、他の多くの議員さんも同様の質問をされていました。
「スキー場」「夕陽台の湯」「道の駅うとろシリエトク」「観光センター」など(斜里町観光協会)や「道の駅しゃり」などが指定管理を受けました。


■指定管理者制度って?
斜里町が建てた施設の管理や、業務を町が行うのではなく、管理、運営も民間業者にお金を払って委託する事です。本来ならば「競争入札」で決定するのですが、斜里町は「指名」で行っています。
業者が少ないこともあるのでしょう。

■町の財政状況は・・
確かに、余裕のある状況ではないとは思いますが、すぐに「第二の夕張」になる状況とは言えないと思います。無駄をなくすことが、斜里町の経済全般を萎縮させてしまってはいけない、と思います。
「協働」という言葉が、「おまかせ」になってしまっては本末転倒。2年目をむかえる新町政の方向がいよいよ示される時です。
しっかり、その方向を見定めていきたいと思います。


財政も、事業も、構造改革も2年目で見えてきます。
もっと町が元気になれる時


■3月23日から議員視察研修に行ってきました
      
  24日の香川県直島から28日までのセミナーを含めた研修でした。



香川県直島町・・ゴミ処理の中間処理施設と、この島全体がエコアイランドという取り組みを行っている事を、直島町役場で話を聞き、施設見学をして話を聞きました。三菱マテリアルも見てきました。

香川県善通寺・・廃油を利用した小型の循環バスを走らせていること。民間バス事業に対して助成していたけれど業務縮小で運行できないことになり独自で廃油バスを走らせ、路線も拡充。ごみ処理。

川崎市・・・・・自治基本条例について情報の共有・参加・協働の原則を基本に制定された条例。災害時要援護者避難支援制度について、地域住民団体(自治会)との連携による推進。

伊東市・・・・・道の駅マリンタウン施設見学

下田市・・・・・観光事業の教育旅行ガイドの取り組み、地域の歴史、地元の生活を活かした観光プログラム

東京・・・・・・「公的病院改革のありかた」セミナー
東京・・・・・・「中小企業者と農林漁業者との連携による事業活動の促進に関する法律案」の説明


 地方交付税も減らされ、お金がないために何も出来ない・・ではなく、さまざまな取り組みを自分たちの規模にあわせて実施している実例を見てきました。視点をどこにおくのか?
出来ないことの話ではなく、出来ること、やることを主語に事業を進めなくてはと思います。
特に病院改革のセミナーは、斜里町と同じような公設病院の改革をいくつかの地域で実践して成功している例などから積極的に取り組むべきでは?と思いました。

*4年間の任期中に一度ある研修でした。他、3名の先輩議員と一緒でした。パックを予約し、レンタカーを手配し、自分たちで組み立てて歩きました。知ること、話を聞くことは大切なことです。地方の各町村がどのような事をやっているのか、インターネットが発達し、情報は受けることは出来ますが、直接担当者から話を聞くことはやはり必要だと実感しました。「自治基本条例」や「環境」に対する取り組み、直島の複合する事業展開などはうらやましい事例でした。



2008年(平成19年度)
第2回 3月定例議会の報告(3月5〜17日)


 感想は・・想像以上にハードでした。
(愚痴ではありません)議会前の準備、議会最中の動き、対応、委員会などぎっしり詰まった議会中は気を抜くことは出来ませんでした。


●1日目・3月5日(水)
 19年度の補正予算が主な議案です。

町長から町政報告があり、その中で吹雪の時に町の除雪車と接触事故があったと報告がありました。
その後、議案が次々と上程されました。
公共施設整備基金条例・・修繕や補修のためにお金を積み立てる事に。今後はその修繕補修計画を立てて取り組んで欲しいと思います。
19年度の予算は、全体で少し余剰?不要額と言っていますが、お金が節約できたようです。が、節約で不要額が出たのならば納得できるのですが、本来行うべき事業がなされていないことで不要額が出たのではいけないわけですからこの辺の質疑が続きました。福祉灯油の実施も、実際は50%の配布だとのことで、その取り組みについても質疑がありました。(時間延長)


2日目・3月6日(木)
 町長の町政執行方針と教育行政執行方針演説

村田町長がここの事業についての執行方針を説明します。思うのですが、ここの事業についての説明よりも全体の方向性や、取り組みについて話を聞きたかったと思います。
体調を崩して休んでいた川名教育長もこの日は出席して執行方針を読んでいました。
その後全員協議会


3日目・3月10日(月)
 一般質問 8名の議員の質問でした。

議会だよりでご覧下さい。

4日目・3月11日(火)
 新年度予算に関する内容説明

この日は、ひたすら説明を聞きました。

5日目・3月12日(水)
 たくさんある予算議案について、一括質疑という方法がとられ、ページごとに区切っての質問が行われました。後期高齢者、バス通学、固定資産税、エコツーリズムなどたくさんの質疑が続きます。



6日目・3月13日(木)
 前日に続き、予算の質疑が続きます。

福祉、保育所などの質疑がありとても長い時間がかかりました。(時間延長)

7日目・3月14日(金)
一般会計、特別会計、企業会計の質疑
ウトロの商業用地分譲、国道移管、町道など、非常に多くの項目について質疑が行われました。

私もいくつかの点について質問することができましたが、細かな数字よりも、その事業や計画の目指している方向性、目的などについてはもっと聞きたいと思いました。(時間延長)
惰性や、慣例で行われることには反対です。

8日目・3月17日(月)
 総括質疑です。
全般の予算、事業に対しての総括質疑です。細かな事例や数字ではなく、方向性などを質問できる日です。それぞれの議員さんが質問しています。

商工観光に対しての積極的な援助を行うべきと言う内容を私は質問しました。助成金を出すだけでなく、斜里町としてこれからの観光に対しての方向性を明確にすること、また、各事業についての取り組みなど全体の方向をもっと明確にして積極的に行政が出来ることの役割を明確にして取り組みを行うべきだと。
もう一点は、森林保全などに関する取り組みについて、今以上に積極的に地球温暖化に対する町の取り組みを積極的行い、これまでの運動と関連させて行うべきではないかと質問しました。

その後、初めての意見書の提出を行いました。
内容は地球温暖化防止対策に対する政府の取り組みについての意見書です。
これからも意見書は、その内容で提出していきたいと思います。今回は他に、道路特定財源の関連する意見書や雇用対策の意見書が出されました。






時間がありましたらぜひ、議会の様子を聞きに来てください。今議会も大勢の方が来てくださいました。
緊張しますが・・

● なんということだろう!
とてもたくさん応援してくれて、しかもいつもいろいろなヒントを下さる方に、このレポートが届いていなかったのです!
まだまだ、抜けていることが多い私です。情けなくなるけれど・・どこか抜けているので、どうぞ皆さん、気がついたことは何でも言ってください。お願いします!

●話が出来る仲間がいます。話はしますが、同じ考えではありません。違って当たり前。だから、良いのです。自分にないもの、自分とは違うことを認めあえる関係になったら、良いと思いませんか?新しいことが生まれるはずです。
2年目に入り、まだまだ勉強がたくさんですが、出来ることから取り組んでいきたいと思います。

● 町に美味しいおそば屋さんができました。手打ちのお蕎麦!
地元のそば粉と美味しい水。清里町にはできていたのですが、斜里町にも出来て嬉しいです。さっそく行ってきました!

● なるべく、自分の町で出来たものを食べたい・・そう思いま
す。探すと、たとえば美味しいお肉、美味しい野菜、たくさんあります。いちど、みんなで探検してみませんか?



   お弁当

 議会開催中のお昼のお弁当を、前回からは持参した。最終日だけ、他の皆さんと一緒のお弁当を頂いた。
なのに、お弁当代は食べても食べなくても引かれるらしく、少し変だと思う。
でも、他に果物や飲み物などもその代金から支出しているのだから、仕方ないかなとも思う。(リポビタンも出るのです!)
私のお弁当は玄米3分づきの雑穀米。おかずもヒジキや煮物、おひたしが多い。
2年目も出来るだけ、持参弁当を心がけて、健康で行こうと思います。


    ご挨拶


 4月中旬になるというのに、ウトロの雪は山の如し、心配していた流氷も去る気配も無い今日この頃です。毎年3月のお彼岸近くには、彼岸あれ、春一番の強い南風がまだ吹いていません。漁業や農業に従事している皆さんは心配していることと思います。
おかげさまで、皆さんから心配していただいた桜井議員も一年になりました。
今年は2年生になりましたので少し余裕が出るのではないかと安心しておりますが、皆さんの声を少しでも多く聞く機会が出来るのではないかと思います。

 最近私たちの年代で話をする話題では、国内の混迷する政治、経済そして世界的な環境や宗教観対立、民族対立などの話の中に、日本の家庭崩壊、地域崩壊が始まっていることが心配です。私たちの子供時代は食べるものも着るものも少なく、家庭では子供の仕事がありました。蒔切り、薪割り、水汲み、風呂沸かしからお使いなどがありました。今は電化された家にスイッチを入れれば電気もつくし、水道の蛇口をひねると、お湯と水が出て水汲みも風呂沸かしもしないで済む時代です。子供たちがする仕事は今ありません。いい時代になったと思う反面、これでいいのかなー??と思うことがあります。通学には一時間も歩いて通う子供もいましたが、今は車の送り向かいが多いといいます。車社会の裏には環境破壊、温暖化が進み持続可能な社会が崩壊しているのです。食べるものも着るものも大事にしないで投げてしまう時代、これでいいのかなー反省です。食物や資材のリサイクル、有効利用そして節約と我慢、地方は地方の考え方と生き方を考える時代になってきたのではないかと思う今日この頃です。

 この町のことを考え、自分たちの生活が楽しくなるようにいろいろなアイディアが話されて、「まちづくり」に関われるような仲間が増えてつながるように、これからも出来ることから活動を続けますのでよろしくご指導ください。


             桜井あけみ後援会  会長 松本鉄男


次回からは、斜里町が取り組まなければならない事業や、施策などについてお知らせできると思います。
そのためにも、みなさんのさまざまな現場での声や、ご意見をお聞かせ下さい。


■ ホームページができました! http://akemichan.net /
  桜井あけみ 議会レポート

■ お知り合いの方で、このような私の報告に興味を持たれた方がいらっしゃいましたらご連絡下さい。お送りしたいと思います。ホームページでもこの報告と同じ内容が掲載されています。郵送の報告書が不要の方は連絡してください。日記風のブログもよろしかったらご覧下さい。

■ ブログ 「ふつう」の生活から http://akemiburogu.sblo.jp/  コメントを待っています。   「桜井あけみ後援会」   メール  koe@akemichan.net

議会レポート  No.5  2008年 4月
   ページの最初へ