桜井あけみ  議会レポート    No.6     2008年7月

2008年7月16日発行
 6月のお天気には何度も驚かされました。「ひょう」が降り斜里町も大きな被害を受けました。

そして低温。6月の末までストーブを使いました。みどり工房の畑も、家の畑も秋の収穫は望めそうにもない状態。唯一、鹿に食べられなかったわが家のバラは今年はキレイに咲きました。
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最近のいろいろ  参加したいろいろ 動いたいろいろ


4月18日・広報特別委員会
4月23日・自治会連合会女性部会
5月08日・「わが村は美しく」審査     
5月16日・愛護少年団結団式
5月24日・斜里町植樹祭(愛護少年団)
5月25日・温泉旅館組合懇親会
5月26日・第3回臨時議会
6月12日・会派説明会
6月14日・映画・恋するトマト

6月15日・ウトロ大漁祈願祭
6月16日・神社で焼き鳥手伝い
6月18日・総務文教常任委員会
6月20日・一般質問締め切り
      ・議会運営委員会
6月22日・ウトロ花いっぱい実施
6月23日・フォーラム21
6月25日・第4回定例議会(一日目)
6月26日・第4回定例議会(二日目)
7月14日・広報特別委員会


日焼け止めをしても汗で流れて・・若ければ健康的と言われるのでしょうが、どんどん顔が黒くなります・・年中かな・


みなさん こんにちは

  5月の臨時議会・そして6月の定例議会が開催されました。
「洞爺湖サミット」と「原油高騰」、そしてこの「いつもと違う気候」そして「値上げ」と、私たちの生活がザワザワすることが続いています。こんなんで良いの?
たとえば・・サミットってお祭りなの?と思うくらい大騒ぎ。必要なのだろうか?と思うようなお金が使われました。で?成果は?
各国首脳は何を話して、具体的に何が決まったの?なにが確認されたの?でしょう。

ガソリン代は斜里町内では1g187円になりました。需要と供給のバランスで決定される価格ではないところでこの原油高騰の原因があります。日本って国は、自分たちの国民の生活に影響のあるこの問題にどのように対処していくのだろう?
冬の灯油代が本当に心配です。


 斜里町では今議会で大きな事業であるごみ処理の「基本計画」が策定され、議会で承認されました。
 また、子どもの医療費が小学校6年生まで実質無料になります。これは町が独自助成範囲を広げたためで、これまで就学前までだった範囲を12歳まで広げました。
実施されるのは10月からです。

 6月11日の「ひょう」の被害で、学校や役場などの公共施設の被害修理に約2300万円の補正予算が組まれました。
 今年は竹富町・弘前市そしてゆめホール10周年・知床財団20周年・博物館30周年とたくさんの節目の年でもあります。
 
 イベント的には盛りだくさんですが、我が町のこれからの方向性を示す、行財政改革の具体的な取り組みに真剣に早急に取り組んで欲しいと強く思いました。今のままで良いはずはありません。誰もがそう望んでいるはずです。


 先日のことですが、クールビズに関連で議会の服装のことが話題となりました。議運の会議。そこで「ネクタイ」を外すこと、外さないことでかなりの時間をかけて議論になりました。
ネクタイをしていなければ品位に欠ける、失礼だと言う意見。しかし、この話を私は不思議な感覚で聞きました。女性はネクタイをしません。(もしも私がネクタイを締めたらそれはそれで・・おかしいですよね)男の人の社会?は首をかしげることが多いです。ネクタイで品位を?違うでしょう!TPOをわきまえるべきはネクタイではないと思いました。ふ・し・ぎ。


2008年5月26日 第3回臨時議会の報告



 国の税制改革にともなう関係で、斜里町の条例も改正されること。
他には、大雨の被害によってその補修工事費の予算の補正などが議案として出されました。
また、4月に行われた役場内の人事異動で、今回の移動は52名の人達がそれぞれ今までと違う部署に配置されたことなどが報告されました。大きな人事異動だったと思います。
病気療養中で不在となっている川名教育長が兼任していた教育次長職に金田氏が着任しました。
川名教育長の早い復帰を待ちましょう。
議会の最中に「総合開発期生会」の総会が開かれました。これは、斜里町に係わる国や道の公共事業について、地域として早期実現や事業実施をお願いしたり、声を上げていく「会」で、現在進行中の公共事業の確認を行いました。

北海道開発局の存続が問題になっている中で、これからの動きも大変になりそうです。





全員協議会でごみ処理についての協議


 斜里町はごみ処理の方法を、以前から紹介してきました「高温高圧」の方法で事業を進めていくことを決定しました。

白老町がこの方法で事業を実施すると言う報道がされていました。
いくつかの問題が解決されてきたことが、今回の決定の大きな要因です。

ここで斜里町は
一般ゴミは「高温高圧処理」
生ゴミは 「高速たい肥化処理」を実施することになりました。

       

いよいよ新ゴミ処理施設に取り組むことになった斜里町ですが・
       実は、まだまだ問題が山のようにあります。

■まず、現在の処分場・・埋め立ての限界が迫ってきている。あと、3年ほどでいっぱいになる。
しかも、今回の議会で「一部の埋め立て処理方法に問題があった」と言うことが地元からの指摘で発覚し、その処理は今も行われていることが分かりました。(有料化になる前の駆け込み粗大ゴミが破砕されずに放置されていた・・3年も前のことが、今まで・・)なるべく「かさ」を減らして行かなければならないときにです。

■そして新しい処理施設の場所がまだ決まっていない。
候補地とされている地域の合意がなされていないとのことですが、処理方法も決定していない段階で是非を問うたことの問題と、さらには斜里町の長期的(長期とも言えないような行き当たりばったり的)な計画が行われてこなかったことに私は疑問を感じます。
どうして、もっと早くに用地の確保をしなかったのでしょう。
現在の処分場も決定するまでに大変だっと聞いています。建設されなくてはならないことはずっと以前から分かっていたことです。「先送り」の怠慢さが、このように私たち住民に負担をかけることになるのです。

計画を紙に描くことは容易です。町はそれを実施することに全力をかけなければなりません。
時間もない状態の中で、「大丈夫か?」というのが正直な気持ちです。

■そして「新しい処理方法」に対する問題と十分な検証の実施
規模は違いますが、他の自治体では9年後のごみ処理建設計画で、今年度に用地の選定決定を行うスケジュールを組んでいますが、これが当たり前だと思います。
一丸となって早急に取り組まれることを強く要求していきたいですね。待ったなしですよ!




2008年 第4回
6月定例議会の報告(6月25〜26日)



 やはりごみ処理計画が大きな話題でした

1日目・6月25日(水)
 町長の町政報告

 町長がホームページの中でも書かれていましたがたくさんの報告でした。「ひょう」の被害・ごみ処理の不適切処理・水道料金のミスなど、いくつかのミスいわゆる不祥事の報告がありました。このような問題に対して、職員の意識改革を行い再発防止に・・と言いますが、この町政報告がされるまでこのようなことがあったことすら知らない職員がいたり、どうしてこのようなことになったのか詳細を知らない職員がいたのに、どうして「意識改革」なんてできるのでしょう?と、後日、私は思いました。
町長と職員が情報を共有できるシステムがないってこと?でしょうか。


 一般質問 6名の議員の質問でした。
 最近、私は一般質問の斜里町のルールに少し疑問を持っています。
質問回数が制限されているのですが・・
質問したことにたいして、回答がずれていたら・・どうすればいいのでしょう?
「質問に答えてないよ・・」と傍聴の方からも言われましたし、回答が「それ本当?」と言うものもあり、しかしそれ以上質問すること確認することができないのです。・・と言うことで、桜井は2つの問題を質問しました。
・ ウトロ雇用促進住宅廃止の不安
・ 「ふるさと納税」の斜里の取り組み

別紙で読んでください。

全員協議会(ゴミ処理基本計画について)
 議会開催中の休憩中に行われますが、基本的には議会ではないので正式記録には残りません。
内容について担当者に様々な質問ができます。

終了後に
議会運営員会
 議会運営の話と調整、それ以外に議会改革にも取り組んでいます。
今回は議会の議事内容がホームページで見ることができるようになること、などが確認。

一日目終了は18:30でした。




間違いはある・・けどそれをまたおこさないことが大事じゃないか。質問も・・・なんだか・・。




2日目・6月26日(木)
 
 議案を次々と議決
 「ひょう」被害の予算、補正予算、条例改正、
児童の医療費助成の件、保険料の算定などが議論されましたが、ここで以久科の不適切なごみ処理問題の責任で理事者の給与減の条例が出されました。
先にも書きましたが、本当にこのようなことがこれからも起こらないように、起こったときの対応について、どのように改革されているのでしょう。見えてきません。

斜里町がごみ処理計画を進める上で、いくつかの問題がありますが、私は、現在の行政の職員体制に不安を持っています。ごみ処理問題について質問した場合、当然、町長や副町長が答えるべきものについても課長職員が答える状況があります。
また、職員の絶対数が足りないのではないかと思うこともあります。プロジェクトチームと以前は話していましたが・・本当にそんなチームはあるのでしょうか?
情報を共有し、それぞれの役割が明確にされていなければ、何かあったときにこの事業は大変なことになりかねない、そんな不安があります。
どうも、理事者のリーダーシップが見えてこないのです。そこが一番不安です。

その辺を質問したのですが・・食い違います。わざと外すのかな?と思うほど。

意見案の議決
閉会

     2日間だったから.....。日程びっしりでした。



    議員報酬・私の場合

 最近は「政務調査費」「費用弁償」などが問題として取り上げられていますが、今回は私の議員報酬の内訳をご紹介します。(斜里町では政務調査費はありません。)
報酬額はホームページや広報でも公開されていますが、実際の内訳を・・・

報酬(5月

共済掛け金

所得税

議員会会費

町政研会費

研修積立金

もりそば


費用弁償


支払い額
190,000

30,400

10,000

10,000

5,000

5,000

450


5,960


135,110


これが議員年金の掛け金です!!毎月3万円。
年金支給は3期以上の人だけ・・・。


お弁当からコーヒー代、議員会、町村会費
他いろいろに




おひる代も自分で払います。


ウトロ〜斜里の2回分の交通費です。(収入)




 このほかに道町民税・国民年金・国民健康保険・各種会費・保険掛け金は自払いです。
議会のコーヒー代も会費から。費用弁償はウトロー斜里間の交通費80km分(委員会と議会のみ)他に議員立場での出席などについては自払いです。
   思った以上に各会の会費も多いです。



■この議会レポートを「もっと詳しく書いたら?」と言う意見と「長すぎる」という意見があります。他には「絵が少ない」とか「もっと自分の感想を書いたら?」と言う意見などいろいろです。
「読んでいるよ」とお電話を頂いたり、町で声をかけていただくこともあります。いろいろなご感想、ご意見に感謝します。■この季節は、私は自分の畑や庭の作業が気になります。でも、なかなか時間がとれません。そこで、最近は朝早くの作業が多くなりました。植物を育てることは、ずいぶんと学ぶことが多く、また、自分のペースを確認する時間でもあります。名前を調べたり、生態を調べると時間がいくらあっても足りません。それでも、綺麗に花を咲かせてくれる彼らに感謝しながら、予定とやるべきことをこなしていこうと思っています。
■「おかしいよ」とか「これって問題じゃない?」と言う声がなくては前進しません。みなさんの様々な声を聞かせてください。お願いします。

 


    ごあいさつ

 皆様いかがお過ごしでしょうか。化石燃料の値上がりによる食料の高騰、石油製品の高騰、漁業・農業・商工業そして家庭生活に大きな影響が出ている今日この頃です。
 また、関係省庁から都道府県、市町村の行政問題による行政不信が助長しています。洞爺湖サミットも終了し、成功か失敗かとそれぞれの立場で揶揄していますが、従来型政治手法とこれからの政治手法の違いが見えてきた、この頃です。普通の私たちがちょっと「へーんだな?」と思っていても大きな流れに巻き込まれてしまいます。グローバル化という言葉に巻き込まれ「そうなのかー」と変に納得しています。理屈が通ると納得してしまう癖を持っている国民感情ですが、「変だなー」と思いながら認めてしまうことは結果がどうであれ国民・町民の責任になるのは当然です。
「主権在民」というわれわれのための政治を謳われているのに、結果は「人任せ」になっているのではないかと思います。
 地域の町づくりにしても行政任せになれば行政は何もしてくれません。地域がやる気になって始めて動き出すのです。行政・地方公共団体・地域住民が共通理解と協力、そして行動を通じて地域の活性化をしていかなければ地域は生き残っていけません。自分たちの地域がこれからも永遠に発展していくには、起承転結・起床転結がキーワードですね。


             桜井あけみ後援会  会長 松本鉄男



■ ホームページみてください http://akemichan.net /
  桜井あけみ 議会レポート

■ お知り合いの方で、このような私の報告に興味を持たれた方がいらっしゃいましたらご連絡下さい。お送りしたいと思います。ホームページでもこの報告と同じ内容が掲載されています。郵送の報告書が不要の方は連絡してください。日記風のブログもよろしかったらご覧下さい。なかなか更新が遅れていますが・・・

■ ブログ 「ふつう」の生活から http://akemiburogu.sblo.jp/  コメントを待っています。   「桜井あけみ後援会」   メール  koe@akemichan.net

議会レポート  No.6  2008年 7月
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