3月定例議会  一般質問  No.12   2010年 3月 8日

 


 3月議会での私の一般質問

1・国保病院の、というか斜里町の「医療計画」を作るべきではないでしょうか?

 斜里町の医療に対する姿や姿勢が見えてきません。病院問題は確かにお医者さんの確保が大切ですが、同時に私たちの町は、どんな医療環境をめざしていくのか?将来はどんな方向が良いのか?一定の計画や方針を考えていかなければならないと思います。現在の「病院改革プラン」は、お医者さんの数を増やして、医療収入を上げていこうという取り組みですが、同時に、高齢者医療については切り捨てに近い方向です。これで、良いの?やっていけるの?ということで、斜里町は、斜里町の将来を、現状を見据えた計画を作るべきではないですか?早く取り組むべきではないですか?と言うことを質問しました。
 
町長の答弁・
 斜里町としては、北海道医療計画に沿って医療供給体制を維持・連携していくことが重要であると認識しております。また、国保病院の「理念」「基本方針」「将来の医療供給体制」などについて策定することは必要であると認識しておりますので、医師の確保を前提とした「国保病院改革プラン」の見直しを含めて検討していかなければならないと考えますので、ご理解を賜りたいと思います。

 私は、「ご理解」はできなかった。国保病院改革プランは、見直しと言っても内科医師3名を確保し、そして高齢者医療を切り捨てなければ、病院はやっていけない・・と言うプランだと思う。現状を見据えて、組織も、連携も、理念も方針も含めて真剣に取り組んで欲しいと思いました。計画を定めて、病院内の合理化、地域医療体制(たとえばドクターヘリの誘致や、他病院との連携の整理)をやっていかなければ・・と思うのですが。


*国保病院の質問は、他の議員の皆さんも内容に多少の違いはあれ、質問されていました。


2・農漁村部の水道施設の管理について

 ウトロの農業地域、峰浜、越川など、簡易水道地域は、その設置事業などから管理体制がバラバラですが、近年は老朽化も進んでいるので、行政として窓口を一元化して対応していくべきではないでしょうか。それぞれの管理運営方法などを把握して、何かの事故などの場合には迅速に対応することも必要です・・と言う内容を質問しました。

町長の答弁・
 窓口一元化につきましては、技術的な相談窓口としての水道課を除いて、利用組合からの要望等については経済部が対応しており、実質的な窓口としては十分ではありませんが、一元化されていると考えております。このことから当面は現行体制での対応を継続してまいりたいと考えておりますのでご理解を頂きたいと思います。また、水道施設の緊急的なトラブル発生に備えては、それぞれの地域の利用組合が町内の水道業者と密接なつながりをもって対応するための管理委託契約を結ぶことの奨励や、あわせて緊急的な対応や技術指導については、これまで通り建設部水道課と経済部各課が連携を図り対応して参ることを申し上げ、桜井議員への答弁とさせていただきます。


 

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