3月定例議会  一般質問  No.16   2011年 3月 9日

 


 4年間の任期最後の 3月議会での私の 一般質問
 (通算16回・33項目でした)


・1・「食育」に具体的で実効性のある取り組みを実施しては

 斜里町では近年、特に健康に対する取り組みの積極的な事業展開が図られ、検診推進と共に、予防に対しても他の自治体に先駆けていくつかの取り組みを行ってきました。こうした町の取り組みをさらに一歩前進させ、子どもたちに対して「食育」という観点から、将来大人になる子どもたちの健康を、子ども、親、病院、学校がともにサポートできるような体制を実施してはどうかと言う提案をしたいと思います。
どんなに、正しい食事を、バランスの良い食事を、と唱えても、具体的な数値を示して取り組まなくては、効果はありません。子どもの時から生活習慣病、肝機能障害を持った子どもたちが大人になっていくことを、地域で防いでいかなくてはなりません。
もうすでに香川県が中心になり実施している自治体があります。ぜひ、斜里町でもこうした学校での集団検診に血液検査を組み込み、子どもの生活習慣病、あるいは食事摂取障害を早期に発見し、医師の検診、家庭への指導を行う取り組みを実施していくべきと、考えますが、いかがでしょうか。

回答
 斜里町の学校における集団検診での効果を検証し、今後、血液検査を組み込むことにつきましては、香川県等の先進的な実施状況、及び財政的な面からの調査等を行い、今後の斜里町としての対応を検討してまいりたいと考えます。

再質問
 検討するという前向きな回答を評価しますが、その検討にあたっての問題点や課題についてどのようなことがありますか?また、教育長からは食育の観点で伺いましたが、町長はこの取り組みについて、地域医療を推進するという観点からどのようにお考えでしょうか。所見を伺います。
                     
子どもの健康管理にも、
しっかりとした取り組みが必要。




・2・観光振興計画は?まだ作らないの?

 斜里町として町の観光の方向性、展望、中長期にわたる計画を持たなければならない時期に来ていると思います。本当ならば、世界自然遺産に登録されたときにしっかりとした議論を構築するべきだったのではないかとも思っています。以下の事項について伺います。

・2008年12月議会で質問させていただきました内容を含みますが、あらためて斜里町として、この観光振興計画についてどのような見識、所見をお持ちなのかを伺います。

・策定作業を早急に進めたいと以前は答弁を戴きましたが、計画策定についての進捗状況を伺います。

・また、この計画を策定するには、地域の観光協会のみならず、観光に従事する方々に対する十分な協議、ヒアリングなど情報の収集、データーの収集が不可欠ですが、どのように行われておりますか?

・さらに、この計画を策定するにあたり、当面の課題、あるいは町として捉える問題点などはありますか?また、あるとすれば、どのように捉えているのか伺います。

回答
1・今、求められている振興策を取り入れた計画づくりが重要。

2・計画づくりのためのデータ収集や分析を行っている状況にあり、新年度においては調査事業の継続に加え、策定のための組織づくりを行う考え。

3・観光協会は勿論のこと、観光関係者や地域住民と一体となった中で進めることが必要であり、議員ご指摘のとおり地元協議は不可欠であることから十分な協議に努めていく。

4・関係機関との合意形成など、計画策定にあたっての課題は多いと認識している。

再質問
 観光振興計画とは、あらゆる業種、産業が同じテーブルに着くことと思っています。計画性を持った事業を展開することで町が観光資源の発掘や推進に投資していくことと考えます。
 長期的な計画推進は各産業の発展のための投資という考えを町長は
 いただいた回答の中にお持ちでしょうか?


  しっかりとした計画の中で町も観光への投資を実施すべきですべき。
 

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