質問主旨
観光産業とはいわば若い産業であると思います。それ故に、国や道などにおいての関わりも十分に確立されているとは言えない組織体型の中で、ともすれば民間事業者の対応に、行政が追随する形になってきている感があります。
そのような中で、関係する斜里町行政もそれぞれの部分では大変苦労し、懸命にその事業に対し対応していると思います。が、町のシステムとしてはその連携が必ずしもスムーズとは言い難い状態です。いいかえれば、もっとその能力を発揮できる可能性も大きいはずです。
今、国土交通省も観光庁を設置し、動き出していますし、北海道でも積極的な取り組みが始まっています。この時期に、斜里町も行政としての取り組みを明確にし、それこそ町長の言うところの民間との協働を具現化する場であると思います。
今後、斜里町としての明確な展望や計画を持たなければ、関連する事業者と共に連携しながら事業を推進するとしてもその方向性や、行政と民間の役割分担さえも曖昧になりかねません。
私は、今後、早急に知床の観光に関する計画の策定を、民間と行政が共に作り上げていくことが必要と思いますし、それこそが、町長のおっしゃる協働の精神で地域産業を発展していくことにつながると思います。中国にプロモーションされたとのこと、町長のおっしゃるトップセールスとしての役割を実行した取り組みと高く評価します。もっと計画的な行動や予算が必要ではないでしょうか?
●最後の再々質問には、村田町長もこの主旨を理解してくれまして、町としても早急に、民間と協議し、行政でできる役割として、観光に関する計画を策定する作業を進めていきたいと回答してくれました。
■ベースをしっかりと策定し、我が町の観光がもっともっと発展して欲しいと思いますし、町の重要な産業として、方向性を持って行って欲しいです。
斜里町の一般質問のルールについて
最近、他町村の議会では、一問一答形式をとっているところが多く、なかでも最初の質問は、2個も3個も斜里町のように質問して、回答も同じようにまとめて回答し、再質問からは一質問について回答も一回答、と言う形をとるところが多くなっています。
これだと、分かり易いと思うのですが・・・
斜里町の場合は、一回目の質問 再質問 再々質問
までしか認められていないので、いくつかの項目を一辺にまとめて質問して、再質問もまとめて質問して、再々質問も・・と言う形になっているので、正直、途中で質問者も回答者も・・良くわからなくなってしまうことが多くあります。
しかも、再々質問への回答は、どんな回答であれ(ずれていても、間違っていても、なんだかおかしくても、そこで大切な回答があっても・・)質問者は、それ以上は質問できないために、なんだか良くわからない状態で終わってしまいます。
時間制限を設けることに抵抗感があるのかも知れませんが・・今後はなんとかして欲しい課題です。
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