12月定例議会  一般質問  No.7   2008年12月17日

 

■観光に対する取り組みと計画は?

 斜里町は、町長がおっしゃるように、農業・漁業・観光が主要な産業です。
知床が世界自然遺産に登録された年、その翌年には多くの観光客が訪れ観光業界も活気づきましたが、昨年と今年は観光の入り込みも減少し、さらには景気の不安定な中にあり、関係者は非常に強い危機感を感じています。
そのような状況に追い打ちをかけるように、来年には関西からの航空機の乗り入れも廃止、もしくは減少するとの計画も打ち出されております。観光業にとっては、なかなか先の見えない局面に立たされているのが現状です。
斜里町として知床の観光に対し、どのようにこれから取り組まれていこうとしているのかについて伺います。

1・これまでの斜里町の観光に対する取り組みについて庁舎内のシステムとしてどのように取り組まれてきたのか、実際に地域の観光事業との関わりについて担当部署の役割分担について伺います。

2・遺産委員会(IUCN)の勧告で指摘されている、地域経済活動の促進を図るためのエコツーリズムについて町としてどのように理解され、庁舎内で今後、どのように取り組もうとされていますか?伺います。

3・知床五湖利用規制に関連するこの環境省の事業は、推進を図ることとなりましたが、同時に今後の詳細、あるいは検証については協議を継続していくこととなりました。そこで、地域に於ける観光産業の推進の観点から、町の経済活動としてどのような検証、方向性をもって協議すべきとお考えですか。3点目として伺います。

4・法人である観光協会、あるいは関係団体の方針、活動を応援し、支援することはもちろんですが、町としてこれからの知床観光の展望と計画(遺産地域公園内の利用などに関して)を明確にするべきと思いますが、この展望と計画について町はどのようにお考えでしょうか?この点を最後に伺います。




町長答弁

 1点目の「観光に対する取り組みの庁舎内のシステムについて」のご質問ですが、観光に対しては、基本的には商工観光課が所管の中心となり、その上で経済部全体で、さらには必要に応じ庁舎内全体の中で対応している状況であります。また、事業内容によっては、関連する部署が中心となる場合もあり、自然環境に係わる部分については、環境保全課、施設やインフラに関するものについては建設課が中心となって対応している状況にあります。しかし、このような場合にあっても横の連携を図りながら、観光に係わる最終的な役割は、商工観光課が担うこととなっております。

2点目の「遺産委員会からの勧告に関して」のご質問でありますが、勧告においては、地域における観光や経済の発展を前提としてエコツーリズム戦略を早急に策定することとされており、自然環境の保全とそこをフィールドとするエコツーリズムによる産業間連携、異業種間連携の必要性を強く感じているところです。従いまして、斜里、羅臼両町の関係関連からなる、知床エコツーリズム推進協議会が推進計画に基づいて実施計画、ガイドラインを策定しているところでありますが、庁舎内においても、今年度からエコツーリズムの事務につきましては、環境保全課から、商工観光課に窓口を移し、マスツーリズム、エコツーリズムを含めた知床観光のあり方を検討しているところであります。

3点目の「知床五湖利用規制に関して」のご質問でありますが、エコツーリズムの基本理念に基づき自然環境を保全しながら、一定の観光客の入り込みを維持し、その上で、観光客の満足度を高める情報提供、自然解説等を産業として振興し、リピーターの増加を図っていくことと共に公園内にこだわらない新たなフィールドの発掘も必要であると考えておりますし、また、そのような利用の周知も必要であると考えます。

4点目の「これからの知床観光の展望と計画」のご質問でありますが、議員ご承知のとおり、現在の知床観光については、マスツーリズム観光が主流であり、少しずつではありますが、体験滞在型観光客が増えつつある状況となっております。
今年2月に試験的に実施した知床五湖のガイド付き冬季利用についても、利用者から高い評価をいただいたところであります。
このような状況をふまえ、議員ご指摘の「今後の知床観光に対する展望と計画」を、明確にしていく段階にきているものと認識しているところであります。




質問主旨
 
 観光産業とはいわば若い産業であると思います。それ故に、国や道などにおいての関わりも十分に確立されているとは言えない組織体型の中で、ともすれば民間事業者の対応に、行政が追随する形になってきている感があります。
そのような中で、関係する斜里町行政もそれぞれの部分では大変苦労し、懸命にその事業に対し対応していると思います。が、町のシステムとしてはその連携が必ずしもスムーズとは言い難い状態です。いいかえれば、もっとその能力を発揮できる可能性も大きいはずです。
今、国土交通省も観光庁を設置し、動き出していますし、北海道でも積極的な取り組みが始まっています。この時期に、斜里町も行政としての取り組みを明確にし、それこそ町長の言うところの民間との協働を具現化する場であると思います。
今後、斜里町としての明確な展望や計画を持たなければ、関連する事業者と共に連携しながら事業を推進するとしてもその方向性や、行政と民間の役割分担さえも曖昧になりかねません。
 私は、今後、早急に知床の観光に関する計画の策定を、民間と行政が共に作り上げていくことが必要と思いますし、それこそが、町長のおっしゃる協働の精神で地域産業を発展していくことにつながると思います。中国にプロモーションされたとのこと、町長のおっしゃるトップセールスとしての役割を実行した取り組みと高く評価します。もっと計画的な行動や予算が必要ではないでしょうか?

●最後の再々質問には、村田町長もこの主旨を理解してくれまして、町としても早急に、民間と協議し、行政でできる役割として、観光に関する計画を策定する作業を進めていきたいと回答してくれました。

■ベースをしっかりと策定し、我が町の観光がもっともっと発展して欲しいと思いますし、町の重要な産業として、方向性を持って行って欲しいです。




斜里町の一般質問のルールについて

 最近、他町村の議会では、一問一答形式をとっているところが多く、なかでも最初の質問は、2個も3個も斜里町のように質問して、回答も同じようにまとめて回答し、再質問からは一質問について回答も一回答、と言う形をとるところが多くなっています。
これだと、分かり易いと思うのですが・・・

斜里町の場合は、一回目の質問   再質問   再々質問

までしか認められていないので、いくつかの項目を一辺にまとめて質問して、再質問もまとめて質問して、再々質問も・・と言う形になっているので、正直、途中で質問者も回答者も・・良くわからなくなってしまうことが多くあります。
しかも、再々質問への回答は、どんな回答であれ(ずれていても、間違っていても、なんだかおかしくても、そこで大切な回答があっても・・)質問者は、それ以上は質問できないために、なんだか良くわからない状態で終わってしまいます。
時間制限を設けることに抵抗感があるのかも知れませんが・・今後はなんとかして欲しい課題です。



 今回の質問は、結構長く、再質問、再々質問まで全項目で行いましたので、全て、掲載はしませんでしたが、詳細はホームページ(このページの最後)か、後日の斜里町議会のホームページでご覧下さい。
正しい情報、たくさんの目、声が必要ですね。
 


 国が決めたことを実行するのも地方自治体の役割です。どうしても納得できない
ことや、なんで?と思うことも実施しなければならない町もたいへんです。
今議会で先輩議員が「定額給付金の支給について、町長は怒ってますか?
怒ってませんか?」と言う問いかけをされました。もちろん、町長も「怒っていますよ」
と言っていました。後期高齢者問題も、年金問題も・・国の制度に翻弄される地方自治体。
今回の経済不況。長引きそうですし、もしかしたらこれまでの経済社会の構造が変わってしまうかも知れない・・そんな状況の中で2008年が終わります。





  詳細 一般質問

●観光に町としての方向性を明確に

斜里町は、町長がおっしゃるように、農業・漁業・観光が主要な産業です。
知床が世界自然遺産に登録された年と、その翌年には想像以上の観光客が訪れ観光業界も活気づきましたが、昨年と今年は観光の入り込みも減少し、さらには景気の不安定な中にあり、関係者は非常に強い危機感を感じています。
そのような状況に追い打ちをかけるように、来年には関西からの航空機の乗り入れも廃止、もしくは減少するとの計画も打ち出されております。
観光業にとっては、なかなか先の見えない局面に立たされているのが現状です。
斜里町として知床の観光に対し、どのようにこれから取り組まれていこうとしているのかについて伺います。

これまでの斜里町の観光関連に対する取り組みは、ともするとイベントの企画に対するお金の助成であったり、職員が交通整理をするなどの助っ人的な関わりが主だったように思えます。もちろん、町としておおきな産業の一つである観光業に対しての助成金などの援助は効果を上げていますし、今後もより一層の積極的な対応が必要です。
しかし、これまで国立公園内の観光地に関しての取り組み、利用については環境の観点からの介入が大きく、実際、集客、流通などの協議に関してもどうしても自然保護関連の取り組みがメインとなってきた感があります。もちろん、それらの取り組みが必要だった時期もありますし、その取り組みが現在の知床のベースになっていることも事実です。
斜里町の観光関連の方々も、もちろん、知床の観光がこの豊かな自然環境の上に成り立っていること、その豊かな自然のいわば利息で食べていると言う認識は、どこの地域よりも強く持ちながら、日々の経済活動を行っていると思っています。
しかし、どんなにがんばっても、環境保全課の立場で、観光の施策を打ち出すことにはなりませんし、行政的な役割から言っても無理なことです。
しかし、先にも申しましたように、今、この観光産業はおおきな帰路に立たされています。町長が行政改革の取り組みにも掲げている、経営的視点を持った、あらゆる産業の相乗的な取り組みを目指すのであれば、今こそ、この観光業に対して改革を実行すべき時です。

そこで、一つめとして
1・これまでの斜里町の観光に対する取り組みについて庁舎内のシステムとしてどのように取り組まれてきたのか、実際に地域の観光事業との関わりについて担当部署の役割分担について伺います。


さらに、今年夏に提出されたIUCNの勧告にある地域経済の活性化とエコツーリズムの推進は、これまで斜里町が係わってきた環境省の事業助成に沿った、エコツーリズムではなく、本来の我が町の産業が、町長の言うようにまさしく相乗するような取り組みを目指すことを主旨しています。この勧告の推進をチャンスとして斜里町の産業の相乗効果をも促すよう積極的に推進していく方向性を早急に打ち出すべきですし、その具体的な取り組みが今後、世界遺産地域知床の評価につながっていくこととなります。

2点目として
2・遺産委員会(IUCN)の勧告で指摘されている、地域経済活動の促進を図るためのエコツーリズムについて町としてどのように理解され、庁舎内で今後、どのように取り組もうとされていますか?伺います。

さらに、先に町長の報告にもありましたように知床五湖の利用形態についても、大きく変わろうとしています。長い間、訪れた観光客が誰でも散策することができた知床五湖に利用の規制がかけられることになり、知床では今までなかった利用方法が実施されようとしています。この利用調整が、結果的には知床の観光に対し今後はおおきなプラスになるように運営されることを願っています。

そこで3点目として、
3・知床五湖利用規制に関連するこの環境省の事業は、推進を図ることとなりましたが、同時に今後の詳細、あるいは検証については協議を継続していくこととなりました。そこで、地域に於ける観光産業の推進の観点から、町の経済活動としてどのような検証、方向性をもって協議すべきとお考えですか。3点目として伺います。

これからは、知床の観光は世界自然遺産登録地域をどのように利用していこうか?と言う取り組みの姿勢が求められています。
現在のように、たとえば知床五湖の利用、あるいは車輌規制、あるいはヒグマ問題、と個々の問題をそれぞれ議論するだけでなく、斜里町としての知床観光をどのように展開していくべきなのかという全体を見据えた議論と取り組みが必要だと思いますし、それを地域の観光協会、商工会、あるいは農業、漁業者と共に協議して取り組むべき時だと思います。
国立公園、あるいは遺産地域全体の利用について、保護と利用の観点から、斜里町の観光として全体的な方向性、計画を持つことが必要と思います。

4・法人である観光協会、あるいは関係団体の方針、活動を応援し、支援することはもちろんですが、町としてこれからの知床観光の展望と計画(遺産地域公園内の利用などに関して)を明確にするべきと思いますが、この展望と計画について町はどのようにお考えでしょうか?この点を最後に伺います。



○町長答弁(原稿作成は所管で書いています)

桜井議員の質問にお答えします。
町政報告でも触れましたが、知床観光の入り込みは平成10年をピークに減少傾向にあり、今年は特に厳しい状況となっているところであります。私といたしましても観光客の減少は、観光産業に与える影響のみならず、町内経済にもおおきな影響があると考えており、今後、エコツーリズムの推進を含め、自然環境を保全しながら、いかに観光客の入り込みを増やしていくことができるのかが、おおきな課題であると考えているところであります。

さて、一点目の「観光に対する取り組みの庁舎内のシステムについて」のご質問ですが、観光に対しては、基本的には商工観光課が所管の中心となり、その上で経済部全体で、さらには必要に応じ庁舎内全体の中で対応している状況であります。また、事業内容によっては、関連する部署が中心となる場合もあり、特に自然環境に係わる部分については、環境保全課、施設やインフラに関するものについては建設課が中心となって対応している状況にあります。しかし、このような場合にあっても横の連携を図りながら、観光に係わる最終的な役割は、商工観光課が担うこととなっております。

二点目の「遺産委員会からの勧告に関して」のご質問でありますが、勧告においては、地域における観光や経済の発展を前提としてエコツーリズム戦略を早急に策定することとされており、自然環境の保全とそこをフィールドとするエコツーリズムによる産業間連携、異業種間連携の必要性を強く感じているところです。
従いまして、斜里、羅臼両町の関係関連からなる、知床エコツーリズム推進協議会が推進計画に基づいて実施計画、ガイドラインを策定しているところでありますが、庁舎内においても、今年度からエコツーリズムの事務につきましては、環境保全課から、商工観光課に窓口を移し、マスツーリズム、エコツーリズムを含めた知床観光のあり方を検討しているところであります。

3点目の「知床五湖利用規制に関して」のご質問でありますが、エコツーリズムの基本理念に基づき自然環境を保全しながら、一定の観光客の入り込みを維持し、その上で、観光客の満足度を高める情報提供、自然解説等を産業として振興し、リピーターの増加を図っていくことと共に公園内にこだわらない新たなフィールドの発掘も必要であると考えておりますし、また、そのような利用の周知も必要であると考えます。

4点目の「これからの知床観光の展望と計画」のご質問でありますが、議員ご承知のとおり、現在の知床観光については、マスツーリズム観光が主流であり、少しずつではありますが、体験滞在型観光客が増えつつある状況となっております。
今年2月に試験的に実施した知床五湖のガイド付き冬季利用についても、利用者から高い評価をいただいたところであります。
このような状況をふまえ、議員ご指摘の「今後の知床観光に対する展望と計画」を、明確にしていく段階にきているものと認識しているところであります。
ご質問の遺産地域の利用につきましては、当面は現在見直し作業も行われております「知床世界自然遺産管理計画」などを基本にしながら、今後、検討させていただきたいと考えていることを申しあげ、銀に対する答弁といたします。



○桜井の再質問として

1・その都度、関係部署が対応し、関連していると言うことですが、これでは今後展開される観光事業に対しての対応に即応できる組織編成とは言い難いと感じます。
町長はこの庁舎内のシステムを今後どのようにすべきとお考えでしょうか?

2・エコツーリズムと言う言葉がいわば先走りしてきた部分があり、今後は今以上にIUCNが勧告するように地域経済、あるいはその利用を考えた推進が必要と思います。

知床五湖の冬季利用などは長い間、地域が望んでいた取り組みが実現されエコツーリズムの一つの取り組みとして評価しています。今後は各産業間の連携がより一層求められ効果を上げていくべきと思いますが、一点目の質問とも大きく関連しますが、その推進を後押しするためにも、斜里町としての庁舎内の連携が求められると思いますが、町長はどのように認識されていますか?

3・知床五湖の評価、検証については、答弁の中で具体的な回答は得られませんでしたが、今後は自然環境の評価検討についての協議の場と、観光的な観点からかの評価検証の場がそれぞれ必要となってくると思います。しかし、それぞれが勝手に評価検証をしていっても、それが今後の利用に対し、さらにより良い形につながると思えませんし、行政のまだまだ残る縦割り的なシステムの中で動きがとれない状態が生じかねません。この、観光からの支店としての評価検証と自然環境の評価検証を共に協議できるような取り組みが必要と思いますが、町長のお考えはいかがでしょう?

4・それぞれの観光形態に対応した取り組みと言うことですが、それらに対応する斜里町としての基本的なベースや計画はあるのでしょうか?



○再質問に対する答弁(原稿なしで町長から)

一点目と二点目の再質問については関連することですから、まとめて答弁する。
おっしゃるとおり、対応が円滑、かつスピーディに動くためにも産業の質的な問題が反映されるような組織を作って行くべきと考えている。
今後は地域の組織と協議しながら、組織体系を作っていきたい・・

知床五湖については、ウトロ協議会の席でも観光の支店からの検証が必要ではと言う意見が出ていましたが、観光と環境が激論を戦わすことが必要と思っています。
その激論を戦わせる中で一致点を見いだせると考えている。

どうすることが、行政として積極的に関わっていけるのかを今後も検討していきたい。

(と言うような答弁でした。)



○桜井の再々質問

 激論を戦わすにしても、その協議する場所が明確でなければならないと思います。是非、そのような場を行政として設置すべきと考えますが、いかがでしょう?
また、観光産業とはいわば若い産業であると思います。それ故に、国や道などにおいての関わりも十分に確立されているとは言えない組織体型の中で、ともすれば民間事業者の対応に、行政が追随する形になってきている感があります。
そのような中で、関係する斜里町行政もそれぞれの部分では大変苦労し、懸命にその事業に対し対応していると思います。が、町のシステムとしてはその連携が必ずしもスムーズとは言い難い状態です。いいかえれば、もっとその能力を発揮できる可能性も大きいはずです。
今、国土交通省も観光庁を設置し、動き出していますし、北海道でも積極的な取り組みが始まっています。この時期に、斜里町も行政としての取り組みを明確にし、それこそ町長の言うところの民間との協働を具現化する場であると思います。
今後、斜里町としての明確な展望や計画を持たなければ、関連する事業者と共に連携しながら事業を推進するとしてもその方向性や、行政と民間の役割分担さえも曖昧になりかねません。
私は、今後、早急に知床の観光に関する計画の策定を、民間と行政が共に作り上げていくことが必要と思いますし、それこそが、町長のおっしゃる協働の精神で地域産業を発展していくことにつながると思います。中国にプロモーションされたとのこと、町長のおっしゃるトップセールスとしての役割を実行した取り組みと高く評価します。もっと計画的な行動や予算が必要ではないでしょうか?
こうした事業に対する取り組みは、計画的な対応があり効果を上げるものと思います。
そのような計画の策定の必要性についてはどのようにお考えでしょうか?観光協会と話し合って・・等という消極的な返答ではない、行政が行うべき役割の部分としてどうお考えか伺います。



○再々質問に対する答弁

 (余計なことをたくさん言っていたように思います。交通整理に出てこないと地元の観光からの職員の評判が悪くなるとか・・職員の役割を取り違えていることもあるとか)・・で、最終的にはそのような計画を、行政としても早急に取り組もうと考えていると言う発言でした。



●その他の12月定例会で観光に関連する内容で桜井の行った質問

1・知床財団の指定管理
  ダイナビジョンの老朽化が入館者の減少と思うが、ダイナビジョンの改修等についてはもっと急ぐべき事業のはず。どう考え、その計画については?
  五湖のレストハウスについて、環境省の事業との関連で斜里町はどのように対応しているのか?また、実際にテナントへの情報提供、話し合いはできているのか?
  公益財団になってもこの指定管理の内容に変更や問題はないのか?

2・観光案内センターの指定管理
  評価シートの中にある観光ボランティアの対応とあるが、具体的にこのような観光ボランティアなどの取り組みはあるのか?その計画について伺う。

3・指定管理の目的が、必ずしも経費削減であるとは思わない。むしろ、民間の持っている柔軟な発想と経営的な発送から利用者にとって有益な管理が行われることについてもおおきな目的と考える。それ故に、指定管理者からの様々な提案については柔軟に受け止める姿勢が必要と思うが、いかがでしょうか?また、経営的に無理な事業費を押しつけるべきではないと考えるが、無理は強いてはいないか?

●ウトロに関連することでは
雇用促進住宅の存続を国の責任で行うことの意見書を提出しました。
(6月と9月の2回で一般質問・今回は宮内議員も一般質問しました)



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